■ 新潟県「Ni-ful(ニーフル)」認定を取得。多様な人材が安心して長く働ける職場へ

創業1751年、日本初の金属洋食器専門メーカーである燕物産株式会社(本社:新潟県燕市、代表取締役社長:十代目 捧 吉右衛門)は、2026年9月16日付で、新潟県知事政策局より「新潟県多様で柔軟な働き方・女性活躍実践企業認定制度(Ni-ful)」における認定企業(認定番号:N0405 / 認定区分:Ni-ful認定)として正式に認定されました。 

 新潟県「Ni-ful(ニーフル)」認定制度とは

新潟県が2025年度に創設し、同年10月から認定を始めた制度です。多様で柔軟な働き方の推進、仕事と家庭の両立支援、女性の登用・活躍に積極的に取り組む企業を、県が認定します。愛称のNi-fulは、新潟の「Ni」と充実を表す「full」などを組み合わせたものです。※詳細(新潟県公式サイト):https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/seisaku/hatarakikata-jyosei.html

新潟県「Ni-ful」認定(認定番号:N0405)。2026年9月16日付で認定されました。

■ 認定にいたった、当社の就労環境づくり

金属洋食器の製造は、機械プレス、圧延、研磨、洗浄といった一連の工程において、精密な産業機械の力と、それを操る技術者の感覚が合わさることで成り立っています。当社では、人の手や唇に直接触れるカトラリーを作り続ける「匙屋(しゃじや)」の原点として、まず現場で作業に向き合う社員一人ひとりが健康で安心して働き続けられる環境づくりを重ねてまいりました。 

今回の審査において、当社がクリアした主な実績・取り組みは以下の通りです。

・メリハリのある就労環境:年間休日「114日」の確保 (認定基準110日以上を達成) 

集中して高品質なものづくりに向き合えるよう、心身を休める十分な休日を確保し、仕事と生活の調和を図っています。 

ロール工程で作業する若手社員。集中してものづくりに向き合えるよう、休日と就労環境を整えています。

・多様な視点が息づく現場:正社員に占める女性割合「37.9%」 

製造の第一線から製品企画、品質管理、バックオフィスまで、性別を問わず適性と専門性を発揮できる就労環境を整えています。 (※製造業平均21.6%) 

手作業で研磨に取り組む社員。製造の第一線で、性別を問わず専門性を発揮しています。

・キャリア形成とリーダー育成:女性管理職比率「33.3%」 経験や性別にとらわれず、現場の提案や意欲を適正に評価する体制を推進。ものづくりの改善や組織運営において、多様な視点が反映される風通しの良い環境を築いています。 (※金属製品製造業平均3.3%) ※産業平均値は、Ni-ful認定の申請様式に組み込まれた比較値です。

事務所で業務を進める管理職の社員。現場の提案や意欲を受け止め、改善や組織運営に生かしています。

 ■ 就労環境とあわせて進める、地域環境への取り組み 認定の取得に加え、地域環境に向けた取り組みも進めています。

 ・環境対策:「新潟県トリクロロエチレン排出抑制取組事業所」に認定(2025年1月30日) 製品の脱脂洗浄に使う有機溶剤トリクロロエチレンは、環境や健康への影響が指摘されています。当社は、新潟県の自主的取組ガイドラインへの適合状況確認調査に合格し、行政や専門家と連携して進めてきた改善活動が評価されました。

 ※詳細プレスリリース(バリュープレス):https://www.value-press.com/pressrelease/351393

新潟県の自主的取組ガイドライン適合調査を経て、「新潟県トリクロロエチレン排出抑制取組事業所」に認定。対象機材には適正管理を示す標識を掲示し、安全な運用を徹底しています。

・脱炭素・資源循環:「燕市カーボンニュートラル実践宣言事業者」に登録(2026年7月27日) 

工場・事務所照明のLED化や高効率空調機器への更新といった省エネ設備の導入、金属端材の完全リサイクルをはじめとする資源循環に取り組んでいます。 

※取組詳細(公式Webサイト):https://www.tbcljp.com/action-sdgs-carbon-1/

「燕市カーボンニュートラル実践宣言」に基づき、各製造現場に宣言書とチェックリストを掲示。照明のLED化や省エネ設備の運用など、日々の地道な実践を全社で共有しています。

■ 「工場で働く一人ひとりのリレー」が、燕物産のすべて 

自動研磨機で作業する社員。金型調整から検品・梱包まで、各工程の社員が連携してカトラリーをつくっています。

燕物産のカトラリーは、金型調整、プレス、ロール、研磨、洗浄、検品、梱包に至るまで、専門技術を持つ社員たちの連携によって生み出されています。 公式Webサイトで連載している『燕物産工場物語』では、工場で日々金属と向き合う社員たちのリアルな仕事と日常を記録しています。互いに教え合い、改善を重ね、新しい挑戦を支え合う文化こそが、今の燕物産の原動力です。 外に向けたアピールにとどまらず、現場で働く仲間が「自分たちの仕事と職場」に確かな手応えと安心感を持てる会社であること。

燕物産はこれからも、現場の声に耳を傾けた設備投資と労働環境のアップデートを継続し、次の世代へ誇りある金属洋食器づくりをつないでまいります。 

※社員・現場紹介『燕物産工場物語』(公式Webサイト):https://x.gd/0mVeJ

取材・お問い合わせを歓迎いたします。ものづくりの現場や職人の技、製品の背景など、詳しくお話しできます。お気軽にご連絡ください。

左)専務取締役 捧開維(11代目) 右)代表取締役社長 捧吉右衛門(10代目)

燕物産株式会社について

1751年創業。新潟県燕市にて、江戸時代初期から400年続く金属加工の産地で、職人たちの技を結集した金物商として産声を上げた。1911年(明治44年)、八代目 捧 吉右衛門は、燕の伝統技術である鎚起銅器の技法を応用し、洋銀器の製造を開始。これにより、日本で初めての金属洋食器専門メーカーが誕生。 弊社のフラグシップ製品である【月桂樹】シリーズは、洋食文化が一般普及する100年以上前に誕生。大正初期から代々職人が守り受け継ぎ、現在でも製造、販売され、お客さまに愛され続けています。ラグジュアリーホテルや一流レストラン向けの高級品を提供するだけでなく、国内外の中高級のOEM製品と幅広く対応。赤ちゃんのひと口目から生涯寄り添うカトラリーを創る“ 匙屋に徹す”を企業理念に、これからもお客さまの食に寄り添い続けます。

本社:〒959-1276 新潟県燕市小池3501

代表者:代表取締役社長 十代目 捧 吉右衛門

設立:1944年1月(創業1751年)

電話番号:0256-63-6511(代表)

URL:https://www.tbcljp.com/

事業内容:金属洋食器の製造・販売、医療・理化学用品の製造・販売ほか