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豪州、年内に追加利下げの可能性が濃厚

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豪州、年内に追加利下げの可能性が濃厚

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豪州、年内に追加利下げの可能性が濃厚

　2012年10月24日 17:00　

豪州経済、今後の行方

オーストラリア準備銀行（RBA）のリッドアウト理事は10月22日、オーストラリア経済について、失業率が今後も上昇し、経済成長は減速するとの悲観的な見方を示した。

その翌日の23日、RBAの金融政策委員会メンバーであるヘザー・ライダウト氏は、あくまでも個人的な見解であるとした上で、オーストラリア経済は金融政策が下支えし、住宅市場は回復に向かう。さらに、潤沢な資源もまだ尽きていないため、輸出増加も期待できるとの希望的観測を述べた。

利下げの追加、年内にも実施か？

RBAは今月、25ベーシスポイントの利下げを実施している。市場では、年内にさらなる利下げが追加されるとの見方が有力だ。

豪ドルの動きは高値を更新中で、23日の時点で豪ドル／円は82.60台、豪ドル／ドルは1.3030台へと上昇した。

シドニーのアラブ・バンクのトレーダー、デービッド・スカット氏は

市場が１１月利下げの確率を現在８割以上織り込んでいることを踏まえれば、利下げ期待を維持するにはインフレ率が落ち着いた数字である必要がある。よって、あらゆるリスクは上向きの方向にある。もしインフレ率が予想より高ければ、豪ドルは急上昇する可能性がある

とReutersに語っている。