政府による経済改革の推進で株式市場は堅調に推移
新興国情報EMeyeが「13年のインド株式市場、インフラ整備推進と利下げ実施に期待」とする記事を1日付で掲載している。
インド株式市場は2012年、経済改革の推進で大きく上昇した。インフレ圧力の高止まりやモンスーンによる降雨が平年以下に留まったことから経済成長は予想以下で、年初から9月までの国内総生産(GDP)は5%台の低い値が並んだ。
しかし9月の保険・年金などの規制緩和など、インド政府による経済改革の推進があったことで、海外からの資本流入が増加、株式市場は堅調に転じた。
記事は、2013年には大規模なインフラ整備と利下げ実施による景気刺激が期待できるとしている。インド経済ではインフレが大きな懸念材料となっているが、これは足元で鈍化傾向にあるとのこと。
パフォーマンスは好調でも、投資家人気は低迷
日本にいながらインドに投資するためのもっとも簡単な方法の一つは投資信託(ファンド)への投資である。昨年、インドの株式市場は大きく上昇し、インド株式ファンドは年初来で平均29.6%の上昇という好成績を出した。
それにも関わらず投資家のインド株式ファンドへの関心は低く、一部のファンドでは資金流出で減少、インド株式ファンド全体で見ると12年初めから11月末時点までで推定754億円の純資金流出になったとのこと。

新興国EMeye
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