三井住友DSアセットマネジメント株式会社は、経済イベントや市場動向に関するマーケットレポートを日々発行している。このたび、マーケットレポート「世界初の『アルツハイマー型認知症治療薬』を承認」を6月23日(水)に発行した。
エーザイと米バイオジェンが共同で開発
アルツハイマー型は、国内の認知症患者のおよそ7割程度を占めるとされ、海外でも多数の患者を抱える。その医薬品の開発は抗がん剤以上に困難な領域とされてきた。
こうした中、6月7日、米食品医薬品局(FDA)はエーザイと米バイオジェンが共同で開発する『アルツハイマー型認知症治療薬』候補の「アデュカヌマブ」について、条件付きで承認を認めると発表。治療薬としては世界初となり注目されている。
FDAはエーザイと米バイオジェンが共同で開発する『アルツハイマー型認知症治療薬』候補の「アデュカヌマブ」について、条件付きで承認申請を認めると発表した。従来の認知症薬とは異なり、疾患そのものを治療する初めての『アルツハイマー型認知症治療薬』として世界で初めての承認となる。
同薬は、アルツハイマー型認知症の原因物質とされるたんぱく質「アミロイドベータ」を除去する効果があるとされる。またバイオジェンは、年間治療費が5万6,000㌦(約610万円)となると公表した。