
台湾のスマートエネルギー企業、泓徳能源は 世界的なエネルギー転換と市場変動の中で、年間2GWを超えるペースで事業を拡大している。2028年までに、世界全体の開発容量を9.4GWへ拡大する計画で、そのうち約7割を蓄電事業が占める見通し。
2027年には、グループ全体の55%超を占めると見込まれる。
稼働資産は全体の約5割に達する予定で、海外案件の完工が進むにつれ、海外売上比率は2026年に大幅に上昇し、2027年にはグループ全体の55%超を占めると見込まれている。
オーストラリア市場では、太陽光発電と蓄電システムの開発を並行して進めており、2028年までに累計2.7GWの設備容量を構築する計画。南オーストラリア州テンパーズに位置する大型蓄電所(111MW/330MWh)では、現地電力会社ZEN Energyと20年間の電力売買契約を締結しており、2025年末の商業運転開始を予定。
日本市場では、蓄電事業に注力し、2028年までに3.4GWの建設完了を目指す。Brawn Capital社と共同開発する北海道・Helios特別高圧50MW蓄電所は、2025年7月に系統連系を完了し、11月から商業運転と電力取引を開始する予定。