
Nonagon Capital(本拠地:米国サンフランシスコ・ベイエリア)は、10月8日に発表したステーブルコイン「USDe」を活用したDeFi運用の初回投資開始に続き、当初計画していた総額約400万米ドル(約6億円、※1ドル=150円換算)の全額投資を完了した。これにより、同社のDeFi運用は、立ち上げ段階から本格運用フェーズへ正式に移行した。
数年にわたり、企業としてのDeFi運用を無理なく行う方法を模索
Nonagon Capitalは、サンフランシスコ・ベイエリアに主な拠点を置く、ブロックチェーンのプロジェクトに投資を行うベンチャーファンド。
同社では数年にわたり、企業としてのDeFi運用を無理なく行う方法を模索してきた。その結果、価値が安定するように設計され、国内外で規制が整いつつあるステーブルコインを活用することが、企業財務の安定性を保ちながらDeFi領域へ企業が参入する上でのひとつの最適解であるとの結論に達し、本運用を開始した。
現時点では、Ethenaを運用先としているが、今後も運用先の選定を継続して行う。海外では、リスクを抑えつつ高い利回りを期待できるDeFiプロジェクトとしてMorphoやGuntletなどが注目されている。また、更に高い利回りを求め初期のDeFiプロジェクトへの流動性の提供も検討している。